フォト・エスノグラフィー研究会

A Study of Photo ethnographic Methods in Anthropology and Sociology

2014年度第1回目フォト・エスノグラフィー研究会

【日時】2014年7月14日(月曜日) 17:30〜21:00
【場所】四天王寺大学 あべのハルカスサテライトキャンパス

【発表者】岩谷洋史(国立民族学博物館・外来研究員)
【題目】視覚的なエスノグラフィの検討:写真を使った「概念化」について
【発表内容】
発表者は、人類学的なフィールドワークにおいて、今やありふれたものとなっているデジタルカメラによる撮影によってもたらされる写真を、エスノグラフィーを実現させるうえで、いかに活用としていくのかを検討する。

【参加者】石田佐恵子(大阪市立大学)、岩谷彩子(広島大学)、岩谷洋史(国立民族学博物館)、岡田浩樹、金田純平(国立民族学博物館)、ケイン樹里安(大阪市立大学)、島薗洋介(大阪大学)、田原範子(四天王寺大学)(五十音順)

2014年度第2回目フォト・エスノグラフィー研究会(報告書編集会議)

【日時】2014年12月22日
【場所】大阪市立大学杉本キャンパス・文学研究科棟
【内容】社会学実習(b組)の成果としての報告書『フォト・エスノグラフィーの社会学』(石田佐恵子・岩谷洋史編)刊行にむけての編集会議
【参加者】石田佐恵子、岩谷洋史、田原範子

大阪大学GLOCOLセミナー(118)

【日時】:2014年11月15日(土)14:40~16:10
【場所】:大阪大学豊中キャンパスSTUDIO(全学教育総合棟I-3F)
【主催】:大阪大学グローバルコラボレーションセンター
     http://www.glocol.osaka-u.ac.jp/research/141115.html

【題目】リアリティを記述する方法としてのエスノグラフィーの可能性
【講師】岩谷洋史
【内容】
エスノグラフィーは、ある社会・文化を詳細に記述するための手法である。文化人類学では、エスノグラフィーは、クリフォードとマーカスの編集で出版された『Writing Culture』(1986)(邦題『文化を書く』)以来、批判にさらされ、様々な試みがなされるようになっているが、発表では、系譜学的にエスノグラフィーの発展をたどり、現在の位置づけを確認するとともに、発表者自身の視覚的なエスノグラフィーの試みを紹介した。

2014年度第3回目フォト・エスノグラフィー研究会(報告書編集会議)

【日時】2015年03月10日(火曜日) 11:00〜
【場所】大阪市立大学杉本キャンパス・文学研究科棟
【内容】社会学実習(b組)の成果としての報告書『フォト・エスノグラフィーの社会学』(石田佐恵子・岩谷洋史編)刊行にむけての編集会議
【参加者】石田佐恵子、岩谷洋史、ケイン樹里安(五十音順)

第5回「越境するメディア」の文化研究会

【日時】2015年3月10日(火曜日) 14:00〜17:00
【場所】大阪市立大学杉本キャンパス・文学研究科棟・L355教室
【司会】李天能
【報告者】

  • ケイン樹里安
    • 踊り子になる/である:よさこいを視覚化する
  • 喜多満里花
    • 韓流観光における〈体験〉

【話題提供】

  • 木下浩一
    • 書評 福間良明他編『戦争社会学の構想 ―制度・体験・メディア― 』〜戦争社会学の現状と可能性

2015年度第1回目フォト・エスノグラフィー研究会

【日時】2015年7月29日(水) 14:00〜17:00
【場所】大阪市立大学梅田サテライト 107教室(大阪駅前第2ビル 6階)
https://www.osaka-cu.ac.jp/ja/about/university/access#umeda

【趣旨】
フィールドワークにおいて今や一般的になったデジタルカメラの存在は、簡易に大量の静止画像データを取得することを可能にした。そのことは、写真を選択し、どのように管理(あるいは編集)していくのかという行為の方に、重点を移させることにつながるが、このような状況のもと、写真を主体にしたエスノグラフィー、すなわちフォト・エスノグラフィーと呼び得るものは可能であろうか。可能だとするならば、どのようなあり方が想像できるのか。2015年度第1回目研究会では、フォト・エスノグラフィーと呼ばれる、写真を主体にしたエスノグラフィーのあり方を検討しつつ、大学の調査実習などで導入した場合の可能性や課題について考えたい。

【報告者】

  • 岩谷洋史(国立民族学博物館)
    • 「「遺産」となる痕跡―別子銅山を事例としたフォト・エスノグラフィー」
  • ケイン樹里安(大阪市立大学)
    • 「「担い手になる/である」ことから文化を視覚化する」
  • 石田佐恵子(大阪市立大学)
    • 「学生作品から見るフォト・エスノグラフィーの可能性」
  • 田原範子(四天王寺大学)
    • 「フィールドワークの授業におけるフォト・エスノグラフィーの可能性――学生の報告資料「郡山金魚資料館」より」

【コメンテーター】
島村恭則(関西学院大学)
山中千恵(仁愛大学)

2015年度第1回目フォト・エスノグラフィー研究会

2015年度第2回フォト・エスノグラフィー研究会

【日時】2016年02月06日(土)
   13時30分〜17時15分(予定)
【場所】国立民族学博物館 第3セミナー室
http://www.minpaku.ac.jp/museum/information/access

【プログラム】

13時30分 趣旨説明 岩谷 洋史

14時00分〜15時15分 大日方 欣一(九州産業大学)
「スナップ写真の読解ー「道」はどう撮られたか」

15時15分〜15時30分 休憩

15時30分〜16時45分 岡田 浩樹(神戸大学大学院) 
「フィールドと民族誌の「間」における認識論的問題ーフォトエスノグラフィの教育上の問題を通して」

16時45分〜17時15分(予定)
総合討論

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